日本と中国の教育制度には様々な違いがあるが、日本の学校で提供される「給食」は中国の大半の学校では見られない「独特の教育方法」として、中国人の保護者たちに大きな驚きを与えるという。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本で生活を始めた中国人の見解として、日本の学校給食には多くの驚きがあったことを伝えている。

 親にとって子どもが口にする食品の安全性は、教育環境と同様に重要なことと言えるが、日本で暮らすことになったこの中国人筆者は自分の子どもを通じて「日本の学校給食が安全で信頼できること」を実感したという。

 中国の学校では一般的に給食制度がないため、子どもたちは学校の食堂を利用するか、帰宅して昼食を取るなどをしている。それゆえ、この中国人親子にとっては学校給食自体が初めてで、当初は戸惑うことも多かったとしている。

 たとえば、日本の給食は「生徒たちが主体となって食事を配膳し、時間内に食べ終え、その後は自ら跡片付けをする」というのが一般的だが、筆者の子どもは当初、日本人の子どもたちのペースに合わせることが難しく、お腹を空かせて帰宅していたという。だが、こうした習慣には徐々に慣れることができたようだ。

 また、こうした制度だけでなく、学校側から献立が事前に提供され、食材や産地までが知らされたりしたことは大きな驚きだったと紹介。時には細かな変更も再度通達されたと驚き、親としては「給食制度自体に透明性があり、しかも信頼性がある」と実感したと紹介。また、しばらくすると子どもが「衛生面に配慮すること」、「食べられる量を考えて配膳すること」、「好き嫌いをせずに食べること」だけでなく、食材や料理に対する知識も身につけたと伝え、今では筆者の子どもも給食を楽しみにしていると伝えた。

 中国では子どもが学業だけに専念できるようにと、親が過度に身の回りの世話をし、小学校に上がっても親から食事を口に運んでもらって食べる子も見られる。ゆえに、中国人の親からすると日本の給食は初めは「厳しすぎる」と感じたようだが、「安全性が確立されていて、しかも子どもが自立を学べる制度」として信頼できるようになったと主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)