中国メディア・今日頭条は29日、日本を旅するうえで鉄道は欠かせない存在であり、観光客向け周遊券などのサービスも充実している一方で、日本人でさえ迷うほどの複雑なシステムになっている点に注意が必要だとする記事を掲載した。

 記事は「日本は鉄道王国だ」としたうえで、JRの在来線、新幹線、私鉄、地下鉄、路面電車などの鉄道ネットワークが全国に網目のように張り巡らされており、大概の観光スポットは鉄道を利用すればアクセスすることができると紹介。多くのICカードが全国の公共交通機関で利用できるようになっているので便利だとした。

 また、日本には外国人観光客による鉄道利用を想定した1日券、2日券、3日券のほか、各観光地のアトラクションや食事、買い物などのチケット、割引券がセットになった周遊券など多種多様な「お得なきっぷ」が発売されており、事前購入も可能だと説明している。

 その一方で、日本の鉄道は乗り入れ路線の多さ、存在する鉄道会社の多さもあって非常に複雑なシステムになっており、大概の人が道に迷ったり電車や列車を乗り間違えたりといった経験をすると紹介。外国人だけでなく、日本人でさえどこからどの電車、列車に乗ったらいいか分からなくなることがあるほどだし、地図や路線図とにらめっこをし、各種アナウンスをよく聞く必要があると伝えた。

 さらに、日本の鉄道利用を一層複雑、難解にしている要素として「同じホームでも行き先が異なる列車があり、同じ目的地でも各駅停車、急行、特急、有料の特別車などさまざまな種別がある」点に言及。自分の目的地である駅にどの電車、列車が停車するのかあらかじめ把握しておかないと「乗った瞬間に乗り過ごしが決定」という事態に陥るとした。

 この10年で急速に高速鉄道を整備し、全国の大都市を中心に多くの地下鉄が開通した中国だが、鉄道網の細かさや利便性という点では、まだまだ日本のほうが上と言えそうだ。日本人でさえ分からなくなる複雑な運行体系は、綿密なダイヤ編成と、ダイヤ通りに運行する管理力の高さがあってこそである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)