中国メディア・今日頭条は29日、中国人観光客に人気の海外旅行先として1、2を争うタイと日本について、タイにはなくて日本に存在する魅力について紹介する記事を掲載した。

 記事は、近年多くの中国人観光客が海外旅行先としてタイを選んでいると紹介。その理由は中国より近く、物価が比較的安いこと、非常に濃厚な東南アジアの雰囲気を持っていることだとする一方で、訪れる人の増加に伴って中国人のタイ旅行への情熱はやや冷めてきたとし「やっぱり日本の方が旅の目的地としてはすばらしいのだ」と伝えた。

 そして、日本が旅行の目的地として優れている点について、美しい環境が整っていること、アジアを代表する経済発展国であることのほかに、「日本らしさ」が至るところで感じられる一方、中国に相通じる部分も垣間見える点を挙げた。また、日本には非常に多くの観光スポットが存在し、みんなが知っている大きなスポットのほかにも、味わう価値を大いに持ちながらあまり知られていないスポットもたくさんあるのだとしている。

 あまり知られていないながらも魅力的なスポットとして記事は、瀬戸内海に浮かぶ「ウサギの島」大久野島と、兵庫の灘、京都の伏見と並ぶ日本の三大銘醸地である広島の西条を挙げている。特に西条については日本酒の醸造文化を感じさせる街並みは思わず写真を撮りたくなる景色だと評価。「日本には確かに清らかであり、ロマンに満ちた街が存在する。こういった場所の写真には何のフィルターも必要がないのだ」と結んだ。

 脱日常を求めて賑やかな場所、明るい場所を求める旅もあれば、喧騒を避けて静かで穏やかな場所を求める旅もある。暮らしが豊かになり、精神的な安らぎを求めるようになりつつある中国では、後者を望む人が増えつつあるようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)