日本人の礼儀正しさは有名だが、それは「民度が高い」ということとイコールなのだろうか。中国メディアの今日頭条は26日、「日本人は中国人よりも民度が高いのか」と題する記事を掲載した。一般的に民度が高いと言われる理由は様々あるが、それらは「本当に民度が高いからなのか」と疑問を投げかけて分析している。

 まずは、「京都の人は民度が高い」という説だが、記事の中国人筆者は、京都人は「一番民度が高くて一番低い」と持論を展開。なぜなら、京都人は「他の地域の人を見下しているから」だという。また、「日本のパスポートは190カ国にビザなしで入国できる」ことを指摘。これに関しては、民度が認められている証拠としている。

 さらには「公共の場所」では、けんかする人も公共の乗り物で話している人もいないことについて、確かに礼儀正しいが、関西ではそうとも限らず、地域性もあるとしている。次に、「識字率」の高さについて、日本では農村のお年寄りでも文字が読めると感心。米国でさえここまで高くないとしているが、中国では高等教育が広まった現在でも、義務教育をきちんと受けていない人も少なくない。

 記事はさらに、日本は「見知らぬ人に優しい」社会で、相互信頼の上に成り立っている社会であることや、鍵などの落し物がそのままになっていて、泥酔した人が一晩中路上で眠っていても事件に巻き込まれない「治安の良さ」を指摘。また、弁護士や医者、教師の3つの職業が尊重されて「先生」と呼ばれることや、貧富の差が小さく裕福な人が憎まれない日本は文明国家であると称賛した。

 ただ、難民を受け入れず、国際捕鯨委員会を脱退するなどの日本は「自国ファースト」で、自国民には優しいが他国民に対してはそうでもない面もあると指摘。記事の筆者は結論として、日本人の民度が高いと言われているが、必ずしも本当に高いわけではないと主張している。個人の自覚の問題というよりも「他人の目を気にしている」からではないかと考えられるという。

 日本人の言動で称賛されることがすべて「民度」と結び付けられるわけではないだろう。とはいえ、社会全体として礼儀正しいというのは、やはり中国も見倣うべきところではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)