中国には歴史問題や領土をめぐる対立などを理由に、日本に対して素直に好感は持てない中国人が少なからず存在するが、中国メディアの今日頭条はこのほど、日本に好感を持てない中国人でも納得せざるを得ない、「日本が持つ世界一」について紹介する記事を掲載した。

 記事は、遣唐使や遣隋使を派遣し、当時の中国の進んだ文化に積極的に学んでいた日本が、後に軍国主義に走り中国を制圧しようとしたことに対して一部の中国人は今なお反感を抱いていると主張する一方、日本が第2次世界大戦で敗戦を経験したにも関わらず、急速な復興を遂げて先進国の仲間入りをしたことは簡単に無視できない事実だと訴えた。

 さらに、日本には「好感を持てない中国人でも納得せざるを得ない世界一」があると伝え、その1つ目は「日本の皇室が世界で最も長く家系が続く王室であること」を挙げた。2019年5月に令和天皇の即位の礼では、各国の要人が招かれ、参列したように、「日本では現在も天皇が国の象徴として存在している」と紹介した。文献を辿ると神武天皇から始まり現在の令和天皇で125代目となっているとし、世界で最も長く続く王室であることを伝えた。

 また、2つ目として「国別の平均寿命が世界一」であることを挙げた。平均寿命の長さは高齢化という問題を招く一面もあるが、日本が資本主義の国として発展し、人々の生活水準が高く、国民の誰もが適切な医療技術を受けられることを示すものだと論じた。

 また記事は、「犯罪率の低さ」も日本は世界で最も低いと紹介しているが、これは正確ではない。実際、OECD加盟国のなかではスペインに次いで2位の低さであることから、世界的に見て犯罪率の低い国であるのは間違いなく、窃盗やスリなどが日常的に起きうる中国からすれば日本の犯罪率の低さは「認めざるを得ない」ことのようだ。

 近年、日本を訪れる中国人観光客が増加しているように、中国人の日本に対する考えや感情も変化を見せ始めている。記事が伝えたように、中国人が過去だけでなく現在の日本の良い点についても理解しようとしているのは、日中関係の大きな進展と言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)