日本のアニメや漫画のクオリティーは世界からも高く評価されており、アニメを通じて日本に興味を抱くようになった中国人は少なくない。中国メディアの今日頭条はこのほど、これまで日本のアニメを追いかけて来た中国だが「今や中国の国産アニメは若者の熱い支持を受けるようになった」と主張する記事を掲載した。

 記事は、これまでのアニメ業界では常に日本や欧米のアニメが中国アニメの質を圧倒的に上回っていて、中国の若者達も日本のアニメに夢中になってきたと指摘。確かにこれまでの中国では「アニメは子ども向けのもの」という認識が一般的だったためか、ストーリーは単純で幼稚なものが多く見られた。

 その点、日本のアニメは幅広い年代を引き込む魅力があり、中国人の若者の間でも熱い支持を受けてきた。しかし記事は「近年の中国産アニメのクオリティーは大幅に向上している」と強調し、中国の大手アニメ制作配信会社の関係者の発言として、「中国ではここ数年、日本アニメの配信が減少する一方で、純国産動画の制作に力が注がれている」と紹介。また、動画1分あたりの制作費について、これまでは1万元(約15万6000円)とされていたものが現在6ー8千元(約9万3000円ー12万5000円)に抑えられ、中国産のアニメを「産業化」する準備が整いつつあると論じた。

 さらに、アニメ制作会社の原動力となる社員の平均年齢は28歳と若く、これまで日本のアニメに夢中になってきた世代が日本を追い越すべく奮闘していると強調。実際に成果もあがっており、2019年にこの会社がネット上で配信した日中の新作アニメの数はほぼ同じだっが、下半期の動画視聴数を比較すると「国産アニメが日本アニメを上回った」と紹介した。

 同社は引き続き若手のクリエイターの育成に投資する意向も表明しており、今後は中国産アニメの質がますます向上するはずだと強い意気込みを示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)