中国にとって初の国産空母である「山東」がこのほど就役した。中国では空母「遼寧」がすでに運用されているが、同艦はウクライナから購入した「ワリヤーグ」を改造したものであり、「山東」は中国にとって2隻目の空母であると同時に、中国が一から建造した国産空母となった。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、空母「山東」は世界的に見たときに「どれくらいの能力を持っているのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、中国ネット上では空母「山東」について「運用できる戦闘機の数が遼寧の1.5倍に達する」といった論調が見られると指摘する一方、「空母・山東は確かに中国国産の空母だが、船体規模が遼寧より大幅に大きくなったわけではない」と指摘し、運用できる戦闘機の数が遼寧の50%増であるという論調は正確ではないと主張した。

 続けて、遼寧と山東の2隻の空母が運用できる艦載機の数と、それによって編成できる部隊の規模は「ロシア海軍の空母であるアドミラル・クズネツォフを参考にすれば推測できる」と主張。なぜなら遼寧はもともとアドミラル・クズネツォフ級空母であったからであり、遼寧と山東の搭載機の数は「おそらくヘリコプターも含め、36機から44機ほどではないか」と主張した。

 さらに、弾道弾迎撃ミサイルや制空戦闘機をはじめとする後方支援まで含めて考えれば、遼寧と山東による打撃力はフランスの空母と同等であり、ロシアやインドの空母部隊を超えると考えられると主張。一方で、遼寧と山東による打撃力は米海軍に大きく劣っているのが現状であり、中国は空母打撃群のさらなる完備が必要であると強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)