西洋の文化や習慣が流入している中国では近年、ハロウィンやクリスマスの時期には各イベントにちなんだ飾り付けや音楽を見聞きするようになった。だが、欧米化という点では日本は中国以上であるゆえ、クリスマス時期に日本を訪れた中国人は日本のクリスマスに驚きを感じるのだという。中国メディアの捜狐は24日、多くの中国人がクリスマス時期に日本へ行く理由を紹介する記事を掲載した。

 クリスマスはもともとイエス・キリストの誕生日を祝う風習だが、記事は「欧米の強力な影響力のもと、世界各国でクリスマスは祝われており、キリスト教が根付いていない中国でも近年はクリスマスを祝うようになってきている」ことを紹介。また、日本では中国以上に盛り上がりを見せるイベントだと伝えた。

 続けて、日本では12月に入ると街や各商店がツリーの飾り付けをするなどして、社会的なクリスマスの雰囲気が徐々に盛り上がっていくと紹介。クリスマスシーズンになると日本の各地にある繁華街はきらびやかになり、イルミネーションで幻想的な雰囲気になると紹介した。

 クリスマスに食べるものは各国で多少の違いがあり、米国では七面鳥の丸焼きやミートローフ、ドイツではシュトーレンと呼ばれる菓子パン、スペインではコチニーヨと呼ばれる子豚の丸焼きが食べられると伝えつつ、日本では1970年代に行われたプロモーションの影響から、中国人の多くも大好きな「ケンタッキーフライドチキン」が広く食べられていると紹介した。

 また、他の国と同じように日本でも「クリスマスセール」が多くの商店や商業施設で実施され、消費が盛り上がる時期でもあると指摘し、良いものが安く購入することができると伝え、それゆえ日本のクリスマスシーズンは中国人旅行客にとっても「訪れる価値のある時期」なのだと論じた。

 中国でも近年クリスマスは祝われるようになっているが、クリスマスセールはほとんど行われていないようだ。中国人旅行客のニーズは「モノ」から「コト」へと移行していると言われているものの、クリスマスセールを狙って日本を訪れる中国人が増加しているという事実は、中国人の購買意欲は依然として旺盛であることを物語っていると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)