海洋進出を積極化している中国で17日、初となる国産空母「山東」が就役した。山東以外にも中国では空母建造が行われているとされ、将来的には原子力空母が就役する可能性もある。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、現時点で原子力空母を保有している国はフランスと米国の2カ国だけであると指摘し、「原子力空母の建造はそれほどまでに難しいのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事は、フランスの原子力空母「シャルル・ド・ゴール」について、「全長262メートル、満載排水量4万トンほどに止まる」と指摘し、米国のニミッツ級空母と「同列に並べることは不可能」なほど小規模だと主張。フランスは米国以外としては唯一、原子力空母を保有している国でありながら、ニミッツ級空母より船体の大きさや装備が劣るのは「原子力空母の建造にそれだけ高い技術力が要求される証拠」であることを強調した。

 さらに、原子力空母にとっての基幹技術は「原子炉による動力装置」と「カタパルト」であるとし、小さくて効率の高い動力装置と、様々な戦闘機を運用できるカタパルトが必要になることを強調し、原子力空母は当然のことながら通常動力の空母より求められる技術力が高くなると論じた。

 また、原子力空母の建造と運用には「莫大な資金が必要となる」とし、ニミッツ級空母は1隻あたりの建造コストが60億ドルを超えているほか、米国の最新原子力空母であるジェラルド・R・フォード級空母は130億ドルを超えていると紹介。そこに艦載機まで含めれば「200億ドルは優に超えるだろう」と伝え、原子力空母を建造し、運用するためのコストがネックとなると指摘し、技術力と資金力の両面をクリアできる「総合的な国力の強い国」だけが原子力空母の建造、保有できるのだと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)