中国メディア・東方網は23日、「日本人はどうしてこんなに梅を食するのが好きなのか」とする記事を掲載した。

 記事は、日本が世界でも有数の梅消費国であるとし、日常的な日本人の飲食の中で梅が非常に重要な地位を占めており、たった1粒の梅干しが酒の肴にさえなれるのだと紹介した。

 そして、梅はもともと遣唐使の時代に中国大陸から日本に伝わったものであり、食品として本格的な栽培がされるようになったのは中世に入ってからだと言われていると説明した。

 そのうえで、生では食べることができない梅について、現在の日本では梅干し、梅酒、梅ジャム、梅シロップ、梅ジュースなど多彩な加工方法が存在し、日本人の日常生活において欠かせない存在になっているとし、毎年6月6日が梅の日とされていて日本全国で様々なイベントが行われると伝えている。

 記事は、日本人が古くより梅を食べ物として愛してきた背景には生魚などの高たんぱくな食べ物を摂取する飲食文化があったと紹介。有機酸が豊富なことで唾液の分泌が促されて食欲が増進するとともに、胃液などの消化酵素の分泌も高めることで消化を助けてくれるのだとした。

 また、梅は胃腸の不快感、疲労回復、血液の循環促進など、さまざまな体にいい効能を持っていると古くより信じられてきたことも理由として挙げている。

 忘年会で大いに飲み食いする機会が増える今の時期、梅干しは疲れた胃腸にとってとてもありがたい存在と言えそうだ。お粥に梅干しをほぐして溶かした梅がゆのさっぱりとした味わいが、体じゅうに染み渡る。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)