中国メディア・東方網は23日、中国で18年ぶりに日本産牛肉が解禁され「日本の和牛が中国の食卓に戻ってくる」とする記事を掲載した。

 記事は、中国税関総署が22日に2つの公告文書を公開し、19日より狂牛病と口蹄疫を理由に禁止していた日本産牛肉の輸入を解禁したことが明らかになったと紹介。口蹄疫の解禁を通達する文書には「リスク評価の結果、本公告発表日より、日本に対する口蹄疫の禁令を解除し、要求に適合する日本産偶蹄類動物ならびにその製品の輸入を許可する」と記載されていたことを伝えた。また、もう1つの文書には「リスク評価の結果に基づき、日本の月齢30カ月以下の骨から切り離した牛肉の禁止令を解除する」と書かれていたとしている。
 
 そのうえで、中国で最も有名な日本の牛肉ブランドである神戸牛を取り挙げ「非常に高価なことで知られる黒毛牛品種の肉で、厳格な等級区分がある。2009年には米国メディアが、キャビア、フォアグラ、白トリュフなどと並ぶ『世界の最高級な9種類の食材』に選んだ」と紹介した。

 また、中国では国内の牛肉生産量が減少傾向にあり、2018年の生産量が644万600トンで前年同期比11.3%減る一方で、この6年間で世界最大の牛肉輸入国になっているとし、昨年過去最高を更新した輸入量は今年に入ってさらに増え、今年は130万トンにまで達する見込みだと伝えている。

 18年という非常に長い時間をかけてようやく解禁となった日本産牛肉の対中輸出。その背景には日中両国の政治的な関係の変動があったことは間違いないだろう。中国の和牛ファンにとって朗報であるとともに、密輸が横行する中で歯がゆい思いをしてきた日本のブランド牛業界にとっても待ちに待ったニュースと言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)