悠久の歴史を持つ中国では様々な王朝が生まれ、そして消えていった。中国人は自国の歴史について「5000年の歴史」と自称するが、その歴史のなかでも300年以上も続いた王朝は1つも存在しないという。

 一方、日本の皇室は世界最長の歴史を持つと言われることもあるが、中国メディアの今日頭条はこのほど、中国は非常に長い歴史を持つ国だが、漢や唐といった著名な王朝ですら存続期間が300年を超えていないと伝えつつ、日本の皇室はこれほど長く存続し続けられたのに、なぜ中国では王朝の誕生と滅亡が繰り返されたのかと問いかける記事を掲載した。

 中国は王朝が変わるたびに国の名前も変わってきたわけだが、日本はいつも時代もずっと日本であり続けた。記事は「中国は長い歴史のなかで様々な王朝が生まれ、政権を担ってきたが、長期にわたって統治できた王朝はない」と指摘した。

 続けて、中国の歴史上では別の民族によって侵略され、滅亡した王朝も少なくないと紹介する一方、一部の歴史研究家の考察のなかに「興味深い意見がある」と伝え、中国の歴史上における「王朝の滅亡は人口および経済と関係があるらしい」と紹介した。

 さらに、この説は「王朝が誕生し、政治が安定すると人びとの収入が増え、人口も急激に増加するが、人口増加が頭打ちになると経済成長が止まり、人びとの不満が高まっていく」というものだと伝えた。そこに自然災害などが発生すると、不満が爆発して騒乱につながり、最終的に王朝の滅亡につながったと紹介。

 「騒乱や戦争によって人口が減少すると社会的な富の分配が公平に向かうが、人口が増えると富の分配の不均衡が生じ、人びとの不満が高まり、社会的矛盾が拡大した」と指摘。その社会的矛盾を解消する手段が戦争であり、それによって王朝が滅亡し、新しい王朝が生まれるというサイクルがあったという説を紹介。これが中国の歴史上で多くの王朝が生まれ、消えていった要因の1つではないかと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)