中国では、日本は「落とし物をしても戻ってくる」ことですっかり有名になっているようだ。中国メディアの今日頭条は21日、日本でなくしたものが戻ってきた経験を紹介する記事を掲載した。

 中国のネット上では、「日本で落し物をしたが戻ってきた」という話であふれている。物を失くしたら絶対と言って良いほど戻ってこない中国にも、うっかりしている人は少なくないようで、筆者は同僚の例として、郵便局のATMで1万円を引き出したまま取らずに出てきてしまい、そのままにしていたところ郵便局から取りに来るように連絡があったという驚きの体験を紹介している。

 その同僚はよほどそそっかしいのか、ほかにもコンビニで買い物した際のつり銭9000円をポケットに突っ込み、気が付いたときはなくなっていたということもあったそうだ。期待せずに派出所に出向いたところ、警察が電話一本しただけですぐに9000円を拾った人がいることが分かった、とスピード解決した経験を紹介。現金でさえ見つかるというのは、日本のすごいところだろう。

 別の人は、自転車のかごに10万円以上入った財布を入れたまま離れてしまったが、誰も触れようとせずそのまま置いてあったことがあったという。他にも、スマホを失くして戻ってきたという話はいくつも聞いたと紹介している。

 中国では決してできない体験なだけに、こうした体験談は中国では驚きと感動をもって伝えられている。記事に対しても、多くの称賛のコメントが寄せられており、「日本人の民度の高さは認めないわけにはいかない」、「中国人にはうらやましい話だ」と感心する人がいる一方、「改革前の中国もそうだった」、「中国人はうまい汁があるとすぐに吸う」など、変わってしまった中国を嘆くコメントも目立った。

 とはいえ、中国でも最近では落とし物が見つかるケースが増えているという。これはひとえに街中に張り巡らされた監視カメラのおかげだと言われている。日本のように道徳心で落としものを届けるのが理想だが、現時点ではそれは高すぎる要求なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)