中国メディア・騰訊網は19日、日本のパスポートが世界で最も「強い」にもかかわらず、多くの人が出国する意思を持っていないとする記事を掲載した。

 記事は、英国のコンサルティング会社ヘンリー・アンド・パートナーズによる各国のパスポートを比較した調査で、190カ国・地域でビザなし滞在が可能な日本のパスポートがシンガポールとならんで「最強」と認定されたことを紹介した。

 その一方で、「最強」のパスポートを持つ権利を持つにもかかわらず、多くの日本人は海外に出かけることに対してあまり興味を抱いておらず、パスポートを所有している日本人はわずか23%とG7の中で最低水準であることが分かったほか、経済協力開発機構(OECD)のデータでは、日本人留学生の数もピーク時からすでに減少していることが明らかになっていると伝えた。

 そのうえで、日本人が海外に出たがらない理由について、円安と国内観光ニーズが旺盛であること、そして近年では外国でテロ事件が頻発していることなどがあるとした。また、特に若者の間で日本に留まる志向が強まっており、海外旅行の経験がある20代の数は今から約20年前のピーク時に比べて約半分にまで減っているほか、20代の半数以上が特に外国に行きたいという考えを持っていないとの調査結果もあると紹介している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)