日本に留学する中国人は増えているが、日本で就職して定住する人がいる一方で、帰国することにした人も少なくない。中国メディアの今日頭条は21日、「日本が好きなのに帰国する」ことにした中国人について、その理由を紹介する記事を掲載した。

 日本に留学する中国人は日本に関心があり、日本が好きと言う人も少なくない。それでも帰国することに決める場合には、どんな理由があるのだろうか。記事の中国人筆者は自分の経験として、「日本語学校に通っている際の焦り」があると紹介。多くの留学生は大学進学を目指してまずは語学学校に入るが、奨学金が出ないうえに学費が高く、生活費を稼ぐためにアルバイトをする必要があるようだ。そして、日本の大学受験に失敗すると経済的にも心理的にも負担が大きく、帰国する人がいると紹介した。

 さらに、就職しても日本は「職場環境が厳しい」と伝えている。筆者が就職した会社では、パワハラやセクハラ、差別を感じたという。上司の圧力で精神的にまいってしまったと言うが、このような企業に入ってしまうと帰国したくなるのも無理はないかもしれない。

 また、「人間関係」も中国と違って常に距離があるので寂しく感じ、帰りたくなると紹介。日本人は、表面上は仲良くしていても「用事がないのに連絡してくるほど親しくはならない」ので、優しくされても信じてはいけないと注意を促している。中国人にとっては、仲良くなったら「用事がなくても連絡する」のが適正な距離感ということになるが、これはまさに文化の違いと言えるだろう。

 海外に留学したら、誰にでも帰りたくなる時期というものはあるだろうが、中国人ユーザーからは留学して働くのに日本は良い場所だというコメントが寄せられていた。ある人は「アジアで一番良いのは日本、これは否定しようのない事実だ」とコメント。別の人は「日本の日給が国内の半月分だというのをみんなは知らない」と指摘。さらには「給料を後回しにせずに払ってくれるのは良い場所」という人もいた。期待するレベルが違うが、現実問題として給与未払いが頻繁に問題となるのが中国だ。日本と中国のどちらがいいかというのは一概には言えないのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)