中国の新車販売も今も低迷が続いているが、こうした厳しい状況にあっても日系車は中国で根強い支持を集めている。中国メディアの今日頭条は17日、中国国内であっても日系車を好む地域にはかなり偏りがあると伝え、日系車が根強い支持を獲得しているのは主に中国南方のエリアであり、特に広東人は日系車を強く支持していると主張する記事を掲載した。

 中国では以前から「南方の人は日系車を好み、北方ではドイツ車が好まれる」と言われてきたが、記事は南方でも特に広東人は日系車が大好きなようだと伝え、その理由を考察した。

 まず挙げた理由は、中国沿海部にある広東省は「日系車が早くから進出した地域であること」を挙げた。ゆえに広東省の人々にとって日系車は高級車としてのイメージが根付いていると指摘した。また2つ目の理由として、日系車は「故障が少なく燃費が良い」とし、購入後のメンテナンス費用を考慮すると経済的であることも大きな要因となっていると主張。

 また、広東省は夏が長く、高温で湿度が高いため11月でもクーラーを使うほどだとしつつ、「日系車はエアコンの効きが良い」という実用性も評価されていると指摘した。

 こうして見ると広東人が日系車を支持する理由は合理的で妥当性があるが、北部の中国人は車には実用性よりも高級さを求める傾向があり、自らのステータスを保てる車を選ぶ傾向があると伝え、それゆえ日系車よりドイツ系の方が支持されていると論じた。

 車選びには消費者の価値観があらわれるものだが、車の実用性とコストを重視して車を選ぶ広東人の考え方は日本人と類似する点がある。日系車のコンセプトが広東省の消費者に支持されるのは当然のことなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)