中国メディア・東方網は20日、日本で7歳以下の児童を対象とした卓球の強化合宿が昨年に続き行われ、高速ダンスもトレーニングの一環として取り入れられたことを報じた。

 記事は、日本卓球協会が先月、昨年に続くU7合宿を実施し、7歳以下の優秀な少年少女が全国規模のトレーニングを受けたと紹介。合宿内で行われた女子リーグ戦で、幼稚園に通う松島美空が13戦全勝の成績で1位になったと伝えた。

 そして、同協会強化本部長の宮崎義仁氏が合宿の主旨について、世界のトップランカーが低年齢化する傾向にあるなか、日本もこの流れに乗って選手が幼いうちから強化を始めようという点にあると説明するとともに、参加した選手たちには「将来日の丸を背負うために、どうやって世界で戦うかを考えて欲しい」と訓示を垂れたとしている。

 また、U-8からU-12までを統括する男子ホープスナショナルチーム監督の松下雄二氏が「五輪でメダルを取る選手は2歳からトレーニングを始める。今回参加している子どもたちはすでに4~5年のキャリアを持つ」と語り、宮崎氏が「実力はすでに中学校2年生の卓球部員レベル。大人でも勝てるとは限らない」としたことを紹介した。

 さらに、合宿では卓球の練習以外にダンスも取り入れられたことに注目。子どもたちの心をリラックスさせるとともに、世界においてフィジカル面での不利をカバーする俊敏な動きを強化する目的があるとし、現在伊藤美誠が持つ1分間に180回という高速ラリー記録よりも速い同185拍というテンポでのダンスに取り組んだと伝えている。

 あるスポーツが発展するには、トップアスリートの強化と同時に「すそ野」を広げることが不可欠だ。児童の強化合宿からは、日本卓球界の底辺がこれまで以上に広がっていることがうかがえる。中国のネットユーザーや卓球関係者も、このような取り組みを見れば日本が近年実力を高めつつあるのも自然なことと感じるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)