2019年6月、中国のユニクロが現代アーティスト「KAWS(カウズ)」とコラボレーションしたTシャツを販売したところ、大勢の客が殺到して騒動となったことは日本でも大きな注目を集めた。

 中国で店舗数を増やし続けていることからも分かるとおり、ユニクロは中国でも若者を中心に支持を獲得しているが、中国メディアの今日頭条はこのほど、若者たちはなぜユニクロに列を作るのかと問いかける記事を掲載した。

 記事は、中国の若者たちにとってのユニクロには「魔力」があると伝え、その魔力とは「最高のコストパフォーマンスのもとで、快適かつファッショナブルな体験を提供している」という点に尽きるとし、6月に「KAWS」とのコラボTシャツを買うために大勢の若者がユニクロの店舗に殺到したことは、まさにユニクロの「魔力」を象徴する出来事であったと強調。

 「KAWS」とのコラボ商品は他ブランドであれば非常に高額であるのが一般的だが、ユニクロのコラボTシャツはファッショナブルでありながらわずか99元(約1540円)という価格であったと指摘し、ユニクロは「デザイン」と「性価比」という両面で「非常に優れており、それが若者の支持を集めている」と論じた。性価比とは中国語で「コストパフォーマンス」や「お値打ち感」を指す言葉であり、中国人消費者の攻略においては絶対に欠かせない要素こそが「性価比」だ。

 また記事は、ユニクロの店内は天井が高く、動線は広くとられていて非常に快適だとしたほか、今や中国での消費の主流になったオンライン販売にもユニクロはいち早く取り組んできており、オンラインで購入した商品がすぐに届けられるサービスも提供していると紹介。性価比が極めて高い商品に優れたサービスによる優れた顧客体験が中国の若者たちの心を捉えていると伝え、だからこそユニクロは店舗がオープンするたびに大勢の客が殺到するのだと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)