日本からは近年、毎年のようにノーベル賞受賞者が出ており、2019年も吉野彰氏が化学賞を受賞した。中国メディアの今日頭条は18日、「なぜ日本では年に1人のペースでノーベル賞受賞者が出ているのか」と題する記事を掲載した。日本の家庭内で見られるルールから、その秘密が分かるとしている。

 記事はまず、中国の人口は日本の10倍なのに、ノーベル賞の数では日本に全く及ばないと指摘。しかし、日本もこれほどノーベル賞を受賞するようになったのは最近であり、「科学技術を重視して教育を改革してから」大きく変わったと分析している。

 では、日本は具体的にどんなことを変えたのだろうか。中国の教育はこれまでずっと試験対策ばかりしてきたため、中国の子どもたちにとって勉強とは山のような宿題をこなして点数を取るためだけの時間になっている。そのために、学校を卒業したらそこで終わりになるという。

 それに対して、日本では「教育改革」をした結果、子どもたちのイノベーション能力を伸ばし、「興味を持ったので学びたくなる」ように誘導してきたと紹介。これはある母親が決めた「我が家のルール」を見れば分かるそうだ。

 それは、「他人に迷惑をかけない」、「うそをつかない」、「他人を傷つけないが、傷つけられそうになったら黙っていない」、「読書の習慣を身に着ける」の4つだ。成績さえよければ何も求めない中国の多くの親とは著しく対照的だ。特に、最後の「読書の習慣」からは、日本の教育の特徴が分かるようだ。

 日本人の多くが読書の習慣が根付いており、電車内で多くの人が本を開いているので中国人観光客には驚かれているようだ。記事は、「読解力が身につけば自力で学べる」ので、生きていくのに基本的に必要な能力だと感心し、称賛している。

 日本の教育は中国とはかなりの違いがあり、人として最低限のマナーを学び、生きていくために必要な能力を重視して教えていると言えるだろう。学ぶことを楽しめるのも大きな特徴となっており、成績ばかりの教育では教えられないことも多いはずだ。中国も日本の教育方針から何かを学び取れば、将来的にはノーベル賞の獲得につながるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)