中国メディア・東方網は18日、日本の繁華街にある「深夜営業」の保育園について「見たら悲しい気持ちになった」とする記事を掲載した。
 
 記事は、福岡市屈指の繁華街である中洲から歩いて5分ほどのところに、深夜営業の保育園があると紹介。午前7時から翌午前2時までオープンしている園には150人程度の児童が在籍しており、多くの園児は様々な理由により深夜に保護者が迎えに来るとした。

 そして、園の職員は子どもたちの面倒を責任もって見続けるほか、遊びの設備も充実しており、長時間でも子どもが楽しく過ごすことができるようになっていると説明。また、毎日食事メニューが決まっており、十分な栄養が摂取できるような配慮もなされていると紹介している。

 さらに、この保育園では通常の園以上に子どもたちの心理状態に気を遣っており、なかなか保護者が迎えに来ないことに不安を感じていないか、友だちとの間に不愉快なことはないかなど、1人1人に配慮することにより、保護者らが安心して夜遅くまで働ける環境を確保しているのだと伝えた。

 記事はそのうえで「父や母が長い時間会えないというのは、子どもにとって悲しく辛いことだ。自分は必要とされていないと思ってしまうことさえある。このような状況が積み重なれば、子どもの心理に大きなダメージを与えることにもなりかねない」との見方を示した。

 そして、深夜営業の保育園が存在する世界というのは「残酷」であるとしつつ、子どもたちがより幸せに過ごせることを願うと結んでいる。

 未就学の幼児を持つ親の多くは「できる限り子どもと一緒にいてあげたい」と考えていることだろう。しかし、現実的にはなかなか難しく、生活のためには子どもを預けて一生懸命働く必要があるのだ。

 中国でも特に都市部では核家族化が進んでいるという。「両親が共働きに出て、祖父母が面倒を見る」というイメージがある中国だが、今後は子どもをどう育てていくのか、誰が面倒を見るのか、という問題が大きな課題になるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)