日本の文化は中国からもたらされたものであることは周知の事実だが、現在の日本人と中国人の文化や習慣には様々な違いが存在している。中国メディアの今日頭条はこのほど、日中では「雨傘」についても異なった習慣があると紹介する記事を掲載し、「生活環境の違いと他人に対する配慮が関係している」と分析した。

 世界四大文明発祥の地の1つである中国では、過去に様々なものが発明され、その文化や習慣が周辺諸国へ広がっていった。記事は、傘も古代中国に起源を持つとし、現代では日本でも中国でも傘は雨の日に外出する際、欠かせないものとして多くの人に使用されていると強調した。

 だが、日本と中国では使用されている傘に違いがあると伝え、中国人が日本を訪れた際に気がつくのは「日本人の多くが柄の長い傘を使用していて、折りたたみ傘を使っている人は少数」であることだと論じた。

 その理由として記事は、日本の「生活環境」が関係していると分析。日本は海に囲まれた島国で雨が非常に多く、台風の影響も頻繁に受けるゆえ、骨組みが丈夫な傘が好まれるのではないかと推測。また、日本では「他人に対する配慮」も重要視されるため、濡れた折りたたみ傘を持ち歩くと他人に水滴が掛かってしまい迷惑を掛けてしまう恐れがあるが、柄の長い傘であれば閉じてしまえば傘は細くなるうえに、傘の先端から水滴が落ちるために他人を濡らすリスクが減らせるためではないかと論じた。

 中国では日本とは逆に折りたたみ傘が好んで使用されている。国土の広い中国では場所によっては雨季による長雨が続いたり、季節によってはスコールのような雨が毎日のように降る場所もある。だが、中国人からすれば、持ち歩く際の利便性のほうが重要であるようで、折りたたみ傘を見かけることの方が圧倒的に多く、柄の長い傘を見かける機会は日本ほど多くはないのが現状だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)