世界的に見て日本は貧富の差が少ない国に入る。日本はアジアの中で貧富の差が最も少ない国のひとつ。一方、中国は現在経済的に発展しているものの、中国国内では都市部と農村部で貧富の差が大きくなっており深刻な社会問題にもなっている。

 では、なぜ日本は貧富の差が少なく、全体的に見て満足のいく生活を送ることができるのか? 中国メディア霓虹日本はこのように分析している。

 その理由の一つは、産業毎の賃金格差が少ないということ。日本は職種ごとの給与格差、地域間の賃金差は中国ほど大きくはない。例えばアルバイトでも、外食、事務仕事、受付など職種によって時給の差はそれほどない。一方、中国では公務員や国有企業、また、現場の作業員など賃金レベルに天と地ほどの差がある。

 さらに、もう一つの理由は日本の税金だ。日本では高所得者は高く税金を払うシステムになっている。日本では家族の収入に応じて所得税が変わってくるのだ。さらに一人親家庭や低所得者には国の補助金がある。この点、中国は全く異なっており、まだまだ国の援助にはほとんど頼れない現状だ。さらに、家族の扶養人数にかかわらず、給料が3500元(約54800円)を超えると一律に納税を求められる。

 さらに、日本の福祉制度の充実でも理由の一つ。医療保険制度、少子化対策制度もかなり充実しているため、安心して生活することができる。もし、失業したとしても、業種によっては失業手当があったり、再就職するための研修まで受けることができるのだ。また、障害者に対する給付や政策もきちんと整えられており、多くの身体障害を抱える人たちが自立して生活できるようにも行き届いたサービスがある。

 日本も給与格差が問題になることがあるが、現在の中国の状況と比べるとかなり改善されているともいえる。こうした違いは、それぞれの政府の政策の違いに因るところがところが大きいようだ。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)