12月に入り、街はイルミネーションで溢れ、クリスマスを前にショッピングモールなども綺麗に飾り付けがなされている。日本ではいつからか、12月24日のクリスマスイブにはクリスマスケーキとチキンでお祝いする人が増え、そのチキンで最も有名な日本・ケンタッキー・フライドチキン(以下ケンタッキー)が、売れ残ったチキンを子ども食堂へ提供する新たな挑みを始めたことに関する記事を、中国メディア網易が報じた。

 記事によると、ケンタッキーが今年の11月から、余ったチキンをNPO法人フードバンク横浜を通し、横浜市内の子ども食堂へ提供することを開始した。いまでは食品廃棄は日本の大きな課題の一つであるが、日本国内の外食チェーン店から子ども食堂への調理済み食材の提供は、国内では初めての試みとなる。

 そもそも、子ども食堂には決まった形態はないものの、貧困家庭の子どもに栄養のある食事を提供することを目的とし、無料または小額で提供している。その運営費等は寄付などで賄われ、多くのスタッフがボランティアとして携わっている。

 また、厚生労働省の調査によると、現在7人に1人の子どもが貧困であるという。その多くが単身の親や兄弟が多い、世帯収入が少ないなど状況は様々だが、子ども食堂は彼らの食事面での栄養不足を少しでも助けることができ、さらに夫婦共働きで子どもの孤食(一人でさみしい思いをしながら食事をすること)に対しても良い影響を与える。

 最後に、記事のコメントには、「売れ残ったチキンの品質にも問題がないのならば、廃棄する無駄な費用も不要になるし、尊敬すべきことだ」「我々中国の貧困家庭の子どもは肉など食べられないだろう」などのコメントが寄せられた。

 子どもの貧困問題を直ちに解決するためには課題が多いが、今回のケンタッキーの取り組みを皮切りに、多くの飲食店からの食品提供や子ども食堂が普及し、全ての子どもが栄養ある食事を取れる日がくることを望む。(編集担当:三宅 真)(イメージ写真提供:123RF)