日本語の「自分に負ける」というフレーズは中国語で「輸給自己」と表記され、中国でもよく使われる表現だが、中国メディアの捜狐は12日付で、中国製オートバイはベトナムから敗走したと題する記事を掲載、一時は日本に勝利したがその後、「自分に負けた」と論じた。

 記事は、ベトナムは「オートバイの上に築かれた国家」と呼ばれていると紹介。オートバイはベトナムの狭く曲がりくねった道路に適しており、またオートバイを運転して凍えるという季節が存在せず、さらにベトナムの多くの消費者にとって、自動車はまだ高すぎるといった理由から、多くのベトナム人が自分のオートバイを所有しているとし、ベトナムはオートバイ保有台数が世界で最も多い国家であると説明した。

 しかし現在のベトナムの都市や村で中国メーカーのオートバイを見かけることは少なく、逆にベトナムのオートバイは「基本的にはすべて日本メーカー製である」と指摘。2002年当時、中国メーカーのオートバイは日本のオートバイに比べてかなり安かったために、ベトナムの至る所で様々な中国メーカーのオートバイを見かけることができたと紹介。市場シェアはわずか3年で0から80%にまで急拡大し、当時の中国製オートバイは日本メーカーに勝利したこともあったと論じた。

 しかし、確かに中国オートバイの価格は日本メーカーの3分の1から4分の1ほどだったが、その後ベトナム人は中国オートバイの寿命も日本製の3分の1から4分の1であることに気づくようになったと説明。さらに中国メーカー同士が熾烈な価格競争を繰り広げたため、クオリティやアフターサービスを犠牲にせざるを得なくなったことが「自分に負けた」原因だと論じた。

 この記事に対して中国ネットユーザーの1人は、「手抜き仕事は我々の栄光ある伝統だ」というコメントを投稿、また別のネットユーザーも「足を引っ張り合うのは我々の特長だ」という感想を投稿。中国社会に見られる手抜き仕事は拝金主義とも密接に関係しているため、中国社会には金銭の追求とは異なった、新たな価値観が必要だといえるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)