中国でも日本のグルメドラマが人気だ。おいしそうに食べ物をほおばる主人公の姿を見ているとついつい見入ってしまい、日本食にはまる中国人も少なくない。しかも、日本人の食へのこだわりに驚かされる中国人の視聴者も多い。では、中国人は日本の食のどんな点に驚くのか。この点について、中国メディアのLens WeLensが説明している。

 例えば焼そばパンなどは、中国人にとっては主食に主食を合わせているように見えて不思議に感じるようだ。また、一見簡単に見える煮物なども、下ごしらえから調理まで、その作り方に5時間以上かけているなど、その「こだわりの強さ」に驚かされるようだ。

 他にも、その日本食の美しさ。日本食ドラマでは、料理がどれも美しく撮影されている。照明も工夫され、口に含んだ時の食感や音などの音響効果もすばらしい。繊細な画面描写で、調理の際の鉄板の温度や油の量までしっかり視聴者に伝わってくるようだ。

 また、その料理の斬新さも魅力、と伝えている。例えば、チーズケーキを鍋に入れてカレーを作るなど、奇想天外な創作料理が描かれているのもかなり斬新で、魅力だ。

 こうした日本のグルメドラマに魅力を感じる一方、「わけがわからない」と首をかしげている部分がある。それは何か?

 中国人の視聴者が理解できないのは、「料理のカロリーを過剰に気にしている様子」だそうだ。美食を追及しグルメドラマに人気が集まる一方、ダイエットやカロリーオフの食べ物を繰り返し紹介している。お菓子でさえカロリーが表示されている。「おいしいものは決まってカロリーが高いもの」と考えている中国人にとっては、美食とカロリーオフの両方を追求している様子は「精神が分裂しているのでは?」と思ってしまうほどだという。

 こうした感想が飛び出すのも、日本と中国の食文化が根本から違うから、なのかもしれない。そして、この自国の食文化と違いが、中国人には魅力の一つにもなっているのだろう。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)