中国メディア・東方網は14日、世界的な気候変動により、日本料理に欠かせない食材であるコンブが将来消失する可能性があると報じた。

 記事はコンブについて「日本料理に不可欠な食材であり、味噌汁、おでんをはじめとするさまざまな料理に用いられる」と紹介したうえで、近年日本でコンブの収穫量が大きく減少していると伝えた。

 そして、研究者の見解として、世界的な気候変動が北海道南部と東部海域の温度上昇を招き、コンブの生長に適していた環境が変化してしまったと説明。今世紀中ごろに日本の海域からコンブが完全に消失してしまう可能性があるとの予測まで出ているとした。

 さらに、コンブ消失の危機は日本だけでなく世界規模で進んでいるとの研究結果もあると紹介。特に北米や地中海、オーストラリアなどの海域でコンブの減少が加速中だと伝えている。

 記事は、コンブが日本料理に欠かせない食材であると同時に、世界各地の魚類や海洋生物にとっての栄養供給源、あるいは隠れ場所といった役割も持っており、オーストラリアや地中海、日本の海域では一部の魚がコンブを食べていると紹介した。

 気候変動や地球温暖化は、人間やその他の動物の生活に関係するあらゆる要素に影響を及ぼしている。世界から注目されてきた日本の食文化も、未曽有の危機にさらされていると言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)