いまや日本の国民食と言っても過言ではない餃子。ラーメン店を始め、レストランや居酒屋などでメニューに餃子があるのは普通のことであり、スーパーにも何種類もの冷凍食品の餃子が並んでいる。リサーチ会社・マイボイスコムの調査によると、餃子が「好き」と答えた日本人は91.3%にのぼり、36.6%の人が「月に2、3回」食べると回答している。特に男性や高年代層で、食べる頻度が多くなっているそうだ。

 中国でも全国的に餃子は食されているが、地域によって程度に違いがあり、北方では皮から日常的に手作りするほど、主食としてよく食べられているが、米が主食の南方ではそれほどでもない。また、「餃子」の定義そのものも日本と中国とではかなりの違いがあるようだ。中国メディアの今日頭条は12日、日本人は焼き餃子が好きだと紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、餃子をめぐって日本人と中国人は互いにあきれ合っていると紹介。餃子は中国発祥の食べ物で、日本では特に戦後から広く食されるようになったが、日本人は中国人が「なぜ水餃子を食べるのか」理解できず、中国人は「日本人はなぜ餃子を焼いてしまうのか」理解できないのだという。

 中国人にとっての餃子は水餃子のことで、食べきれずに残った水餃子を次の日に焼いて食べるのが、「鍋貼」つまり焼き餃子である。中国では餃子は主食であり、皮が厚くとてもモチモチしており、中の具だけでなく皮も非常に重視していると言えるだろう。一方の日本の焼き餃子について記事は、皮が薄くて、焼くとカリカリして、白米に合わせておかずとして食べると紹介した。これは餃子を主食としている中国人からすると理解に苦しむ食べ方だが、全くの別物と割り切れば、中国人にもおいしく感じられるのではないだろうか。

 日本の焼き餃子にも中国の水餃子にも、それぞれに違った魅力がある。中国人が日本へ来て焼き餃子のおいしさに気が付くのと同じように、日本人も中国へ行ったら本場の水餃子を食べてみるとよいだろう。日本の焼き餃子にはない新たな発見があるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)