中国から日本に伝わった「漢字」は今でも日本を訪れる中国人観光客に親近感を与えている。しかし、現代においては日本と中国には同じ単語でありながら異なる意味を持つ言葉も数多く存在する。中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本語の漢字のなかには中国と全く意味の異なるものがある」と紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本語を学ぶ中国人であれば「日中で全く意味の異なる単語があること」を知っていると指摘。たとえば、「手紙」は中国でトイレットペーパーを意味し、日本語の「手紙」は「信」という漢字が用いられると説明。この他にもたくさんの意味が異なる単語が存在するとし、漢字が読める中国人だからこそ、日本語の漢字の単語を見て中国語とは意味が全く違っていたという奇妙な勘違いが生じることを例を挙げて紹介した。

 さらに、中国語には「野次馬」という言葉はないため、この単語を見ると「馬の種類なのか」と思うと指摘。他にも「色々な事」と言う言葉は中国人からすると「卑猥な事」と感じられるが、それは「色情」という中国語がポルノを意味するので、日本語の本当の意味とは全く異なると訴えた。

 また、「勝手」という漢字は勝利者のことかと解釈するし、「天邪鬼(あまのじゃく)」は妖怪の名前かと感じ、「皮肉」はそのままの意味で皮と肉を表すと誤解するなど、たくさんの奇妙な誤解が生じると主張した。

 さらに「朝顔、経理、変人、稲妻、汽車」という漢字も、「日本語と中国語では意味が異なる、またはこの漢字から中国語には無い新たな意味が派生している」として列挙した。そのほか、日本のネットスラングでは「草」という単語が「笑い」を意味するが、中国語で「草」は「ツァオ」と読み、「ツァオ」という音は「罵り」の言葉と同音であるものの、日本の「草」にはそのような罵りの意味合いは含まれていないことを指摘した。

 記事が紹介したように、日本語と中国語には確かに意味が異なる漢字が多く存在するので、漢字を使えば中国人とコミュニケーションが取れると思っても、時に大きな誤解が生じる可能性があることも覚えていた方が良さそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)