中国のハイテク技術の進歩は目覚ましい。11月17日には、深センで「開放と技術革新を通じた大湾区の活性化」をテーマに行われた、第21回中国国際ハイテク成果交易会(CHTF2019)が閉幕した。ここには中国国内を始め、日本など海外からも併せて148団体が参加したそうだ。中国メディアの環球網は11日、ここに出店した日本企業について紹介し、「中国はさらに日本から何かを導入する必要があるのか」と題する記事を掲載した。

 中国は世界最大の製造国であると同時に、技術革新でも目覚ましい進歩を遂げている。かつて日本の電化製品は中国で大人気だったが、今では家電やスマートフォンなどの分野で中国メーカーが幅を利かせており、日本メーカーの影はずいぶんと薄くなった。しかし記事は、「いまでも中国には作れない、あるいは日本から導入しなければならない技術がある」と断言している。

 記事は、今回のCHTF2019で、日立のブースが人目を引いたと紹介。中国が経済発展するためのインフラ整備には欠かせなかった日立のシステム機械を、今中国で発表していることに深い感慨を覚えたようだ。また、中国人が今最も関心を示している健康面に関しても、日立は「粒子線がん治療システム」を開発してがん患者に希望を与えていると紹介。このがん治療のシステムは、放射線の1種でがん細胞を狙い撃ちするもので、他の部位を攻撃せず副作用が小さくて治療が速いと称賛している。また、この展覧会では大脳皮質を計測する光トポグラフィ(NIRS)が披露されていたとも伝えている。

 他にも、日立は超高速のエレベーターや、3秒あれば爆発物の有無を察知できる「ウォークスルー型爆発物探知装置」などでも先進技術が際立ち、理念も素晴らしいと感銘を受けたようだ。

 中国では科学技術がここまで進歩し、多くの家庭で電化製品が日本製品から中国製品にとって代わっているものの、新技術では日立は最先端を行っており、中国に大きな影響を与えていると言えるだろう。中国はまだ日本企業から学び導入しなければならないことが多そうである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)