2019年も大型台風が何度も日本列島を通過したが、日本は災害が多い国であるだけに災害対策も進んでいる。中国メディアの今日頭条は10日、そんな日本の災害対策について紹介し、「日本人は電気も水道も止まった時のためにどんな備えをしているのか」と題する記事を掲載した。

 中国では家庭ごとの災害対策はこれといってされていないことが多いようだ。日本では家庭のみならず、学校や企業でも非常用持ち出し袋を準備したり、避難訓練を実施したり、非常時の行動をあらかじめ話し合ったりしているものだ。

 記事の中国人筆者は、日本では農林水産省が国民に向けて、「災害時に備えた食品ストックガイド」を公開していると紹介。これには、備蓄に適した食品の選び方や、ローリングストックの方法などが細かく紹介されており、「中国人にとっても良い手本」だと感心している。

 例えば、食品ストックガイドでは、3日分の食糧を準備すること、1人当たり1日に必要な水は3リットルであることのほか、熱源を確保する方法、非常時に便利な備品、さらには幼児や高齢者、アレルギーのある人が注意することなどが紹介されている。

 記事は、ある番組で紹介された家庭の例を紹介。収納棚がまるまる1つ分備蓄品になっていて、ペットボトルの水と常温でもおいしくビタミンも取れるミカンの缶詰が入っていたことや、3年間保存できる牛丼の缶詰、保存期間5年のパンなどがあったと充実した非常食を紹介している。

 このように、日本では各家庭で周到な準備をしていると言えるだろう。この意識の高さは中国ではなかなか見られないもので、記事に対して、中国のネットユーザーからは「素晴らしい!学ぶべきだ」というコメントもあったが、多くは「災害が発生しても家にいるとは限らないから」、「地震が起きたらすぐに逃げるから」、「お年寄りがいる家庭では、普段から半月分くらいの備蓄があるから」「コンビニがあるから」などの理由で、災害対策は「必要ない」と主張していた。

 なにごとも行き当たりばったりが多い中国ではその時になったら考えるのが普通なのかもしれないが、やはり備えあれば患いなしであり、万が一の対策は必要だ。この点、中国は日本に見習うべきといえるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)