中国メディア・東方網は12日、中国で開かれている卓球グランドファイナル女子シングルス1回戦で、石川佳純選手が劉詩ブン選手に12連敗を喫したと報じた。

 記事は、河南省鄭州市で12日に開幕した同大会女子シングルス1回戦で、中国の第一人者であり世界ランク3位の劉選手が石川選手に4-0でストレート勝ちし、ベスト8進出を決めたと紹介。これで両者の対戦成績は劉選手の12戦全勝となったことを伝えた。

 また、この試合は石川選手にとって、平野美宇選手と東京五輪女子シングルスの代表権を争ううえで非常に重要だったと説明。両者の争いは非常に白熱しており、8日の北米オープン決勝で石川選手が平野選手との直接対決に勝利して涙の優勝を果たし、ポイントを逆転して今大会に臨んだものの、自身の代わりに抽選会に臨んだ母親が初戦で大の苦手としている劉選手との対戦を引き当てる不運に見舞われたと紹介している。

 劉選手との試合に敗れた石川選手だが、その直後の試合で平野選手が同じく中国の王芸迪選手に1-4で敗れたことにより、東京五輪の女子シングルス出場権を確実なものとした。結果的に、北米オープンの直接対決が石川選手と平野選手の明暗を分ける形となった。

 激しい代表権争いを繰り広げているのは日本だけでなく、中国の選手たちも同じだ。記事は石川選手に勝った劉選手が許キン選手とのコンビで混合ダブルスにも出場して1回戦で勝利し、まず東京五輪の混合ダブルスでの出場権を確実なものとしたと伝えている。

 一方で、世界ランク1位の経験がある朱雨玲選手が女子シングルス1回戦で中国の王曼ユ選手にストレート負けしたことに言及。「昨年、伊藤美誠に惨敗してから谷底に落ちてしまった朱は結局這い上がることができず、東京五輪とは完全に無縁になってしまった」と報じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)