妊娠、出産は女性の生活に大きな変化をもたらし、生活を取り戻すためには様々なサポートを必要とする。中国メディアの今日頭条は4日、日中では産後のサポートが大きく異なると紹介し、「なぜ日本人女性は中国人女性のような手厚いサポートを必要としないのか」と指摘する記事を掲載した。

 中国では、産後1カ月は妊婦の体を十分に回復させることを目的とした「月子(ユエズ)」という習慣がある。日本では「産後の肥立ち」と呼ばれる「月子」の期間は安静に身体を休めるだけでなく、食べ物や環境に至るまで細かな決まりがあるので、家族の全面的なサポートを必要とする。なかには「月子センター」と呼ばれる専門の施設を利用する人もいるほどだ。

 中国では出産後の月子に特別な準備や費用が必要になるのは当然のことと考えられているが、記事は「日本人女性が月子のような特別なサポートを必要としないのは何故か」と疑問を投げかけた。

 これについて記事は複数の要因があるとし、1つは「妊娠中の栄養摂取の違い」にあると主張。日本では妊娠中は医師の指導のもと、適切な体重を保つように努めるのが通常だが、「中国では妊婦は多くの栄養を取った方が良いとされ、家族が赤ちゃんのために様々な食事を用意するので妊婦が太り過ぎてしまう傾向がある」と指摘した。

 また2つ目は「日本人は日頃からバランスの取れた食事をし、適度な運動の習慣があること」を挙げた。海産物を多く取り、塩分を控えた食習慣のほか、妊娠中でも日頃から歩くなどの適切な運動で健康的な身体が出来ているので、産後でも母体の回復は比較的早いと論じた。

 月子の習慣は地方によって多少異なるが、多くの場合「産後1カ月は入浴・洗髪、階段の上り下り、冷たい食べ物、風に当たることは身体に悪い」とされている。現在は医学的な観点から適切なものだけを実施するようになってきてはいるが、1カ月間は家族の全面的なサポートが当たり前とされる中国の月子の習慣は、日本人女性からすると羨ましく感じられるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)