学習到達度調査「PISA2018」で、日本の高校1年生は、読解力と数学的リテラシー、科学的リテラシー3分野すべてでOECD加盟国の平均得点を超える得点を出したという。ただ、読解力と科学的リテラシーが低下していることが分かったそうだ。一方、すべての分野で高得点をおさめていたのは中国(北京・上海・江蘇・浙江の4都市)だ。しかし「幸福度」を示す調査では日本よりも低い数字を示しており、中国の子どもには「成績は良いが幸せではない」傾向が見て取れる。

 中国メディアの今日頭条は5日、「子どもを甘やかさない」ことが日本の教育方針であると紹介する記事を掲載し、中国の教育との違いを分析している。日本の教育には弊害もあるとはいえ全体的に中国にはない良さがあるという。

 記事はまず、日本の教育について簡単に言うと「甘やかさない」方針だと分析。例えば、冬でも半そで短パンで運動させるなど「極端なスパルタ」だったり、お腹いっぱい食べさせるのではなく「七分目」程度に抑えたりすることなどを紹介した。

 甘やかさない方針は、自分の荷物は自分で持たせることや、登下校を自分の足で歩かせること、さらには縄跳びなど自分の遊び道具を手作りさせたり、小中学校では家庭科で裁縫や調理を学ばせることなどがあると伝えた。

 これらの教育方針は、中国ではありえないことで、内容によっては「父兄が一団になって学校にクレームするに違いない」と記事は指摘。記事の筆者の子どもも幼稚園では年長になるまではさみを使わせてもらえず、使う時は先生がじっと見張っていたという。そのため、「子どもに針を持たせるなど想像もつかない」としている。

 しかし、日本人の寿命の長さや、子どもたちにも見られる「武士道精神」、他人のためになることをしようという気持ちなど、結果的には「中国の子どもよりもずっと生存力がありそうだ」と結論付けている。中国では「子どものために何でもしてあげる」のが愛情だと甘やかす傾向が強いが、こうして育った子どもが「不幸せ」ならば、やはり「甘やかさない」日本の教育のほうが子どものためになっていると言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)