中国ではどのようなことでも「大きい」ことを良しとする考え方がある。こうした考え方は中国人の消費行動にも表れており、家でも車でも「大きければ大きいほどメンツが立つ」と考え、逆に小さいものは「取るに足らない」、「メンツが立たない」と考える人が多い。

 そんな中国人から見ると、日本人は小さいものに対して愛着を抱く国民性であると映るようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本人はなぜ「小さい」ものにこれほど愛着を抱くのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、「日本人が小さいものに対して愛着を抱いている」と主張した根拠の1つとして、日本メーカーの家電製品を挙げ、日本企業はこれまで「小さく、精巧な製品」を数多く生み出してきたと紹介。テレビやカメラなど、日本企業は既存の製品を「より薄く、より小さく」改善することで、世界でシェアを獲得してきた例は多いと伝え、日本企業が世界最小の記録を持つ製品は少なくないと伝えた。

 また、街の書店を訪れれば中国では見かけない「小さな本」が売られているのを見つけることができるとしたほか、日本では一寸法師や一休さんなど「小さな存在」が「大きな存在」を逆に圧倒するという伝承や物語も多いと伝え、こうした事例は日本人が中国人と違って「小さいものや小さいことを否定せず、むしろ愛着を持って接している証拠」であると論じた。

 続けて記事は、日本人ははるか昔から恵まれない地理的環境などを理由に「自らの小ささ」を認識せざるを得ず、同時に強い危機意識を持っていたと主張し、それが「小さいものやか弱いもの」に対する親近感につながったのではないかと主張。これが日本人が中国人のようにむやみやたらに「大きい」ものを良しとせず、小さいものに愛着を持っているように見える理由なのではないかと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)