中国メディア・東方網は9日、来年の東京五輪にロシア選手団が出場できなくなったことで、日本がメダル獲得ランキングでの記録更新に追い風が吹いたと報じた。

 記事は、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)が9日、ロシアに対して今後4年間の五輪・パラリンピックを含む国際大会への参加を禁止する処分を科したと紹介。ロシアの選手は厳しい条件を満たしたうえで個人として参加することはできるが、この情報が世界のスポーツ界に与えるインパクトは非常に大きく、来年の東京五輪の各種目における情勢にも大きな変化が生じることになると伝えた。

 そして、あるスポーツデータ関連企業が今年7月に発表した東京五輪のメダル獲得ランキング予測では日本が3位、ロシアがわずかな差で4位とされていたとし、ロシアが国として出場できなければ、日本のトップ3は確実となり、これまでの最高順位である5位を上回り、新記録を樹立することになるとしている。

 WADAによるロシアへの厳しい処分は、同国内のドーピング問題に関するデータ改ざん疑惑に対する裁定だ。疑惑に関係がないと証明されたロシアの選手が個人選手としてどれだけ参加できるかは分からないが、日本のメダル獲得数およびメダル獲得ランキングにとって有利になることは間違いないだろう。

 ただ、五輪やパラリンピックなどの国際的なスポーツの祭典は、メダルを取ることだけが目的ではない。不正や疑惑がないなかで、正々堂々と力を競い合うスポーツ場を取り戻すことが大切だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)