厚生労働省によると、日本で働く外国人の数は2018年10月の時点で146万人に上った。そのうち最も多かったのが中国人で、全体の26.6%を占めたが、中国人が日本で働くことにはどのような魅力があるのだろうか。中国メディアの今日頭条は6日、日本で働き始めて4カ月になるという中国人による「私が中国の一線都市ではなく日本で生活することにしたわけ」と題する記事を掲載した。

 中国の都市はランクごとに一線都市、二線都市というように分かれており、最高ランクの一線都市は北京、上海、深セン、広州に加え、成都、杭州、南京など15都市が新一線都市に選ばれている。筆者は南京で働くかわりに日本で働くことにしたというが、それには3つの理由があったと紹介している。

 最初の理由は「収入面」だ。南京では同等の学歴と職種の場合、4-6万人民元(6-9万円)のところ、日本では12-14万人民元(22-24万円)程度だと紹介。それに、中国の一線都市では家賃が高いので生活が苦しいが、日本では無駄遣いをしなければ毎月中国の月給くらいの金額は貯金できるという。それに、日本の企業は毎年ボーナスが出て有給やお盆休みがあり、給料も上がっていくシステムで生活が安定していると紹介した。

 2つ目は「職場環境」で、中国のような激しい競争はなく、プライバシーが守られて「仕事が終わったら干渉されない」ことも気に入っていると伝えた。また日本人が仕事にまじめなところも好きだそうだ。中国では自分ではまじめにやりたいと思っても周りに流されてしまいがちだが、日本では皆まじめなので、筆者にとっては居心地が良いようである。

 3つ目は「生活面」で、「すごく住み心地が良い!」と紹介。筆者は日本の新鮮な空気や澄んだ空、透き通った川の水など環境の良さを称賛している。また、治安も良くて人も優しいが干渉してくることはなく、一人の時間が好きだという筆者は、「おひとりさまに優しい社会」とかなり気に入っているようだ。

 収入が高く職場の環境も良く、気持ちよく生活できる日本は、外国人にとって魅力ある仕事先のようだ。こうしたまじめで勤勉な外国人が働きやすく住みやすい日本は、優秀な人材を確保するという面でも有利であると言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)