日本の外国人留学生数は増加しており、2018年には前年より約3万2000人増え、30万人近くになった。外国人留学生は日本のサービス業や製造業など多くの分野でアルバイトしており、人材不足の日本では貴重な戦力となっている。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本に留学していた中国人による「居酒屋バイト」の経験を紹介する記事を掲載した。

 この中国人留学生は「日本で初めてのアルバイトで成長でき、充実した人生経験を積めた」と懐かしく振り返っているが、外国人留学生が居酒屋でアルバイトするというのはどのような体験なのだろうか。

 訪日間もない時の筆者は日本語があまりできず、どこに行っても面接で落とされたが、最後に居酒屋のキッチンで仕事を見つけたそうだ。それまでアルバイトというものをしたことがなかった筆者は、高校生も働いていることに衝撃を受け、「自分のこずかいを自分で稼いでいる」と感心し、「若い時からお金を稼ぐことを学ぶ」というのは中国人も学ぶべきだと感じたと伝えている。

 また、職場の人間関係にも恵まれていたようで、日本語もできずアルバイトの経験もない筆者に、先輩たちが英語やジェスチャーなどを使って根気強く教えてくれたことにも感謝している。ほかにも、日本企業はアルバイトにもきちんとした研修をさせてくれると紹介。この店の場合は、研修の初めに店のメニューをすべて試食させ、理解させてから調理と提供の流れを数日に渡って教えてくれる細かさで、「しかも研修期間にも給料が出た」と驚いた様子だ。

 日本でもすべての企業でここまで細やかな教育が行われているとは限らないが、中国人筆者にとっては日本企業の経営方法を学び、同僚から日本人について学ぶ貴重な機会となったのだろう。日本では外国人労働者が重要な存在となっているが、留学生にとっても日本でのアルバイトは自身が成長し多くのことを学ぶ貴重な機会となっていると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)