減速する中国の自動車市場において、日系3社が好調を保っている。中国メディアの今日頭条は6日、2019年11月の中国市場におけるトヨタ、ホンダ、日産の販売台数は引き続き増加だったと伝え、「冷え込み続ける市場でさえ、日系3社の快進撃を止められない」と伝えた。

 記事は、中国人消費者の日系車に対する寵愛は「市場の減速では止められない」と主張し、特にホンダの19年11月における販売台数は前年同月比2.6%増となり、19年1ー11月の販売台数は前年同期比13.8%となったと紹介。11月はクライダーやシビック、アコードなどの主力車種が販売を牽引したと伝えた。

 また、トヨタの安定して販売を伸ばしていると伝え、11月は一汽トヨタの販売台数が全同月比でわずかに減少したものの、1ー11月の類型では前年同期比1.2%増となっていると伝えたほか、今年に新しく投入した新型カローラやRAV4などの販売は好調であると強調。広汽トヨタはまだ11月の販売台数を公表していないとしながらも、1ー10月の販売台数は同17%増となっており、「販売は好調」と論じた。

 さらに記事は、日産について「ホンダやトヨタほどではないが、それでもプラス成長を実現している」と指摘し、11月の販売台数は前年同月比3.3%増となり、昨年より5日早くに「販売台数100万台を突破した」と紹介。そして、11月には前年同月比で二桁以上の伸びを示した車種が複数存在することを指摘し、日産も中国で好調を維持していると言えると強調した。

 こうした結果について、苦境に直面している中国自動車市場において「日系車だけが堅調さを維持している」と主張し、「なぜ中国人消費者はここまで日系車を寵愛するのか」と問いかけ、その理由は「やはり高品質を背景としたクチコミではないか」と主張。品質が安定しているからこそ高い評価を得ることができ、高品質だからこそ中古車市場でも値崩れがないとした。また、日系車のコストパフォーマンスの高さも消費者にとっては魅力であるとし、「冷え込む市場に逆らって販売を伸ばす日系メーカーから中国メーカーが学べる点は多い」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)