人の死とはもちろん悲しいものであり、遺族や親族はその悲しみに打ちひしがれることになる。一方で、故人をどうあの世に送り出すかを考える必要もあり、昨今ではさまざまなタイプの葬儀が行われているようである。

 中国メディア・東方網は6日、日本の「お葬式」がどんどん進化しており、近ごろでは祭壇に個人の「動く遺影」を飾るサービスまで行われていると報じた。

 記事は「もし遺影がこっちを見たり、にやっと笑ったりしたら怪奇現象だとビックリするだろう」としたうえで、日本の葬儀業者が近ごろAI技術を駆使した「動く遺影」を開発し、遺影に8種類の表情を持たせることで、遺族や知人に故人のよりリアルな姿を示し、故人との楽しかった思い出に浸る時間を提供すると伝えた。

 そして、この「動く遺影」は故人の生前の録音と組み合わせることで、遺影の中の故人がまるで話をしているかのような演出を行うこともできると説明。予定では来年4月よりサービスが始まるとしている。

 記事はそのうえで、「動く遺影」を見た日本のネットユーザーの反応も紹介。「とても怖い」、「焼香の時に遺影が動いたら死ぬほどビックリすると思う」、「動かない遺影を見ると悲しい気持ちになるが、遺族にとっては別れを決心するという意味があるのでは」など、懐疑的な声が出る一方で「自分の葬式で使いたい。みんなに笑いながら『ありがとう』って言いたい」と好意的に捉えるユーザーもいたことを伝えた。

 葬祭関連の近代化、IT化という点では、中国も負けてはいない。お墓の前で燃やし、あの世に「仕送り」するための「紙銭」はいつしかお札に留まらなくなり、家や自動車、スマートフォンなどを模した様々なものが登場するようになった。そして、数年前からは墓参りに行けない親族向けに「墓参代行」サービスが登場し、カメラでお墓の様子を「生中継」してもらうことで、その場にいながらバーチャル墓参りができる仕組みが出現。これからも次々と、ITを駆使した新たな葬儀や墓参りのサービスが出てくることだろう。(編集担当:今関忠馬)