日本は先進国入りしてから久しいが、なぜ経済発展が「停滞」したと言われながらも先進国でいられるのだろうか。中国メディアの今日頭条は4日、「20年も経済が停滞した日本がいまなお世界の主要な先進国でいられるのはなぜか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、先進国の定義は様々だと紹介。一人当たりのGDPが高くても先進国でない国はあり、先進国入りしても外れる場合もあるが、日本は国連や銀行など様々な機関に認められたれっきとした先進国だと伝えた。しかし、「20年も経済停滞した」日本が先進国として認められ続けてきたのはなぜだろうか。

 この期間、日本のGDP増加率は0.77%とわずかであり、中国は9.5%、ベトナムでも8%近くで、韓国に至っては日本の約3倍の増加だと紹介。日本の増加率がいかに低かったかを強調した。しかし記事は、日本が「経済停滞の前にすでにかなり発展」していて経済の基礎が据えられていたうえに、停滞とはいっても実際には「発展を続けていた」と指摘した。バブル崩壊前から世界2位だった経済大国の日本が毎年0.77%増加していたら「かなりのもの」で、バブル崩壊が日本に大きな打撃を与えたとしても経済の基礎を破壊したわけではないと分析している。

 また、明治時代にはすでに義務教育が普及していた日本では、識字率がほぼ100%だと紹介。さらに科学研究開発においても世界の先端を行っていると伝えている。このほか、日本は工業国でもあり、電子、自動車、半導体、造船、鉄鋼など実に様々な分野で工業システムが確立されている。

 ほかにも、漫画やアニメなどのソフト分野も強く、「アジアで数少ない、工業、農業、貿易、金融、文化の各産業が同時に成熟して利益の出ている国」となっていると紹介した。それに、日本企業は自動車などの分野で海外に多くの工場を持っていて、世界最大の債権国でもあり、「数字だけを見て判断してはいけない」と伝えている。

 日本を追い越して世界第2位の経済大国となった中国から見ると、なぜ日本が先進国でいられるのか不思議なのかもしれないが、記事に対して「この先20年停滞しても先進国だろう」、「格差の事実を直視しよう」など日本が先進国であるのは動かしようのない事実だというコメントが多くみられた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)