日本の生活は大変で、ストレスが多いとよく言われるが、最近では中国もストレスの多い社会になっている。では、日本と中国とではどちらの方がストレスが多いのだろうか。中国メディアの今日頭条は4日、日本と中国の若者のストレスを比較する記事を掲載した。

 記事はまず、中国ではなぜ日本の生活は大変だと言われるかを紹介。出勤するのに急いで走っている人がいたり、生活が苦しくて副業をする人がいたり、電車では寝ている人が多く、過労死の問題もあると紹介した。しかし記事は、中国でも「996」が話題になっていると指摘。「996」とは、「朝9時から夜9時まで週6日働くこと」で、ほとんど休みなく残業ばかりの生活をしている人が多いことを意味しており、日本と中国の「どちらが大変なのか」と疑問を呈している。

 記事によると日本は「仕事」の面でのストレスが大きいと分析。日本では会社に早めに出勤しなければならず、就業時間内はほかのことができず、残業もあるので1日の終わりにはくたくたになると伝えた。

 しかし子ども時代から就職までは楽で、結婚のストレスも少ないとした。そもそも一人っ子の少ない日本では親の期待も1人の子どもに集中することはなく、子ども時代には好きなことをさせてくれると紹介。就職も学歴で決まるとは限らず、大卒生の就職率は約98%と高く、親も娘の結婚相手に持ち家を持っていることではなく「能力と人間性」を求める、と中国との違いを強調した。

 それに対して、中国では子どものころから非常に激しい競争社会で、結婚するにも多くの親は娘の結婚相手に家を持っていることを条件とするため、若い男性にとっては大きなプレッシャーであると言えるだろう。また、数字の上では大卒生の就職率が高くなっているものの、「実際にはそれほど高くない」との見方を示している。それで記事は、中国の若者は、学業、就職、仕事、結婚の各方面で大きなストレスを抱えていると論じた。

 電車で熟睡している人が多いところなど、日本人の生活の大変さがクローズアップされがちだが、日本と中国とでは、「大変なところが違う」と言え、中国人の抱えるストレスも決して少なくはないと言えるだろう。ストレスは万病のもととも言われる。現代社会においてはどこに住んでいてもストレスは不可避であり、ストレスにうまく対処する方法を学ぶことが大切ではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)