インフラ建設を積極的に行っている中国。その代表的な存在の1つが「高速鉄道」と言えるだろう。中国国内における高速鉄道の総延長は3万キロを優に超えており、高速鉄道網は今なお拡大を続けている。

 米国は中国よりも大きな国土を持っているが、中国のように高速鉄道で各都市を結ぼうとはしていない。一体これはなぜなのだろうか。中国メディアの今日頭条は4日、高速鉄道をせっせと建設している時点で、中国は「すでに遅れている」のだろうかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、中国ネット上でこのほど「ある主張」が大きな注目を集めたと伝え、それは「地上に高速鉄道を建設している時点で中国は遅れている」というものだと紹介。この主張の内容としては、米国は高速鉄道ではなく、「航空産業」を発展させており、「空中における高速鉄道とも呼べる航空機は、空中を有効活用できるうえに線路を引く必要がないため、地上も有効活用できる」というものだったと伝えた。

 一方、中国のネット上ではこの主張に対して「都市の郊外に建設する空港に比べ、高速鉄道の駅の方が利便性は高い」など激しい反発の声が上がったと紹介。中国では中国高速鉄道の発展ぶりを誇りに思っている中国人は少なくないが、それゆえ「高速鉄道を発展させている時点で遅れている」という論調は、多くの中国人にとって受け入れられるものではなかったようだ。

 記事には、中国人ネットユーザーからコメントが寄せられており、こちらでも反発の声が寄せられているのかと思いきや、意外にも「中国でも各地にもっと空港ができれば、高速鉄道はあまり利用されなくなるのではないか」、「数世代後には中国高速鉄道は廃れていると思う」という声が寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)