中国では一部の高級ホテルなどを除けば、宿泊施設に宿泊する際にはチェックインの時点で「保証金」を前払いするのが一般的だ。また、チェックアウトの際には宿泊施設のスタッフによって客室の確認が行われ、宿泊客は確認が終わる前に立ち去ることはできない。

 宿泊前に預けた保証金は客室に何も問題がなければ返金してもらえるが、客室の備品がなくなっていたり、備品が壊されたりしていた場合は没収となったり、一定の金額が差し引かれることになる。

 日本の宿泊施設では宿泊の際に保証金を求められることはなく、チェックアウトの際にも客室の確認は行われないのが通常であるため、日本の宿泊施設を利用した中国人は面食らうのだという。中国メディアの今日頭条は2日、日本の宿泊施設はなぜ保証金を要求しないのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は「中国の宿泊施設が保証金の前払いを要求するのは、客室の備品を壊されることを防ぐためだ」と指摘する一方、日本でこうした制度が存在しないのは単純に「日本人は客室を壊さないからである」と強調。

 宿泊施設側は客室の備品が壊されることを心配する必要がないため、チェックアウト時の客室検査にかける労力が不要となり、宿泊客も時間を無駄にすることなく、速やかにチェックアウトが可能になると論じたほか、日本では一部の民度の高い客は「退室時にベットや備品を綺麗に片付けて立ち去るらしい」と紹介し、こうした良性の循環が優れた宿泊環境を生み出しているのだと指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)