多くの女性にとって、生理による腹痛は非常に耐えがたいものだ。台湾の臺安病院の婦人科医師によると、出産を経験していない女性は生理痛が強くなる傾向にあると話す。また、特に生理痛の重い患者からは「生理痛の痛みは出産の痛みとほぼ同等」と言われる事もあると言う。台湾メディアが、「休暇を取ることはどのくらい大変ですか?」とタイトルして、台湾の生理休暇事情について伝えている。

 生理痛の程度は個人により異なるにせよ、女性にとって毎月あるこの痛みは切っても切り離せない問題だ。日本以上に女性の労働率が高い台湾においてもこの問題は蔑ろに出来ないだろう。台湾の法律では一カ月につき1日の生理休暇が認められており、1年の内、3日以内であれば病気休暇に含まないという(病気休暇の場合は半日分の給与のみの支給になる)。

 しかしながら、多くの台湾の女性社員は生理休暇を取らないそうだ。台湾の転職サイトによる調査では台湾女性が生理休暇を取らない主な理由として、(1)働いている部門の人手不足、(2)上司に言いづらい、(3)休んだ分の負荷が同僚にかかるのが申し訳ない、といった3点が挙げられている。記事では、多くの職場で生理休暇を含め、有給自体が取りづらい雰囲気、無言の圧力があるといった声が記されており、政府はこの問題を重要視すべきであると結んでいる。

 こうした台湾の状況と同じく、日本でも生理休暇は取得しづらいようで、厚生労働省の調査によると2014年4月から2015年3月までの1年間で生理休暇を請求した者は女性労働者全体のわずか0.9%との結果が出ている。台湾も日本もこうした低い生理休暇の取得率、また、社員の有給消化率について、これまで以上に考えていかなければならないだろう。(イメージ写真提供:123RF)