経済成長が続く中国では人びとの給与水準もどんどん上がっていて、日本との平均所得の差も小さくなりつつある。それゆえ「日本に出稼ぎに行けば大金を稼げる」という考え方は一般的なものではなくなったが、中国では都市部と農村部の経済格差は今なお大きいため、日本への出稼ぎを考える中国人は少なからず存在するようだ。

 一方、日本も近年は少子高齢化に伴う労働力不足が深刻化しており、外国人技能実習制度の見直しが行われるなど、外国人労働者の受け入れを積極的に行う動きが見られている。では、日本に出稼ぎに行くことを検討している中国人は、どのようなことに注意すべきなのだろうか。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、外国人技能実習制度で日本に出稼ぎに行く場合、事前に知っておいたほうが良いことを紹介する記事を掲載した。

 まず記事は、日本は非常に「礼儀を重んじる」国であることを肝に銘じておくようにと強調し、非常に基本的なことではあるものの「自分から挨拶する」ことや「相手の目を見て会話する」こと、さらに「質問されたら受け答えしなければならない」ことを身に付けておくと、スムーズに研修を始めることができると紹介した。

 続けて、中国国内ではさほど大事にならずに片付けられることであったとしても、日本での研修期間中に行えば途中で強制帰国となってしまう行為があると論じ、それは会社や他人の物を盗む行為や、寮の規則を守らなかったり人間関係を悪化させる行為であると指摘し、こうした行為は「日本では即刻帰国となってしまう可能性がある」かもしれないと、ごく当然のことを強調した。

 日本で稼ぎたいと考える中国人は今でも少なくないようだが、トラブルで強制帰国となってしまわないためにも、社会人としてのマナーなど基本的なことはある程度身に着けておく必要があるということを覚えておいて欲しいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)