日本では特に珍しい存在ではない「戸建て住宅」だが、中国で戸建て住宅といえば富裕層が所有する「別荘」を指すのが一般的だ。多くの中国人はマンションなどの集合住宅に住んでいる。日本で戸建て住宅に住む人を羨ましく感じる中国人も多いようだが、中国メディアの今日頭条は27日付で、日本の戸建て住宅の建設過程を写真付きで紹介する記事を掲載した。

 記事は多くの人がマンションに住む中国とは異なり、日本の戸建て率は50%を超えていると紹介。また日本の戸建て住宅の外観は中国のネット上でも見ることができるが、何もない土地の上に住宅が完成する詳細な過程を写した写真は貴重だと説明した。

 続けて、設計から地鎮祭、基礎工事、木材を使用して土台や柱を組む工事、屋根や窓、玄関ドア、断熱材や外壁・電気配線・配管等の施工、さらには各種内装工事の様子を撮影した写真を掲載し、日本では非常に細かい工事と施工のすえに1つの住宅が完成していることを強調した。日本と中国では住宅の設計から使われる材料に至るまで、様々な違いがあるうえ、地鎮祭などは日本ならではの行事であるがゆえに、中国人にとっては非常に興味深い内容だったようだ。

 この記事に対して、中国ネットユーザーからは「日本の建設工事は法律に基づいて行われており、価格が透明で手抜き工事が入り込む余地はないため、安心できる」というコメントが寄せられていたほか、別のユーザーからは、「日本では手抜き工事を心配する必要はないが、よく手抜き工事をする中国の内装工事業者と正反対だ」と指摘する声もあった。

 中国人の不動産に対する所有欲は日本人以上に強いが、中国では土地の個人所有が認められていない。それゆえ日本で土地付きの戸建て住宅を所有することを願う中国人は少なくないが、それゆえ日本の戸建て住宅の建築過程を写真付きで紹介した今回の記事には、日本の住宅事情を羨む声が数多く寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)