中国メディア・東方網は27日、日本でこのほど「睡眠空間をデリバリーする」という新しいデリバリーサービスが出現したとする記事を掲載した。

 記事は、世界各国の平均睡眠時間のなかで、日本は7.37時間と特に少なくなっていると紹介。睡眠不足は作業効率の低下を招き、日本では睡眠不足により年間15兆円の経済損失が生じているとの試算もあるとし、昼寝が日本人にとって切実なニーズになっていると伝えた。

 そのうえで、日本にあるコアラ・スリープ・ジャパンという企業が今年9月、昼寝場所を提供するデリバリーサービスを打ち出したとし、大型マットレスを設置したワゴン車を用意して、「注文」があれば車を会社付近の駐車スペースまで持って行き、利用者に安らかな睡眠の場所を提供すると紹介している。

 そして、同社は睡眠に特化したオーストラリアの科学技術企業の日本法人であり、「睡眠空間のデリバリー」は独自の休息体験を味わえるマットレス製品をPRするために実施したものだと説明。車内空間は心地よいベッドだけでなく、飲み物やノイズキャンセリングイヤホン、タオルなどリラックスして昼寝をするためのグッズも用意されており、「5つ星ホテルの体験ができる」とした。

 記事が紹介した昼寝のデリバリーサービスは、同社のマットレスを体感してもらうための宣伝的な試みであり、法人向けに無料で実施していたものだ。現在はすでにサービスを終了しているとのことだが、今後再開の可能性もあるようだ。

 理にかなった方法による昼寝は、午後の作業効率を大いに高めるのに役立つが、日本では「仕事の合間に昼寝」という考え方はまだ浸透していない状況だ。今後、ワーカー層を対象にした「昼寝ビジネス」が日本でも盛んになるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)