日本はサッカーにおいてアジアにおける強豪国の地位を確立したと言って良いだろう。これは中国も同じ認識のようで、中国国内では「サッカーを強くしたければ、日本に学ばなければならない」という論調は絶えず存在する。中国メディアの捜狐は22日、中国サッカーが日本から学ぶべきことは数多くあると強調しつつ、単に学ぶだけではなく、鍵となるのは「一貫性」であると伝えた。

 記事は、中国国内では近年、「中国サッカーは日本に学ぶべき」という声が「止んだことはない」と強調し、日本は世界的に見ても「中級」の実力を持ち、その実力を維持し続けていると指摘。そして、中国サッカー協会までもが「日本に学ぶべき」と発言したのは「中国サッカーの上層部が真剣に日本から学ぶことを真剣に検討し始めた証拠」であると指摘した。

 では、中国サッカーは日本から何を学ぼうとしているのだろうか。記事は日本サッカーのうち、中国にとって最も「羨ましい」のは、「青少年サッカーの育成システム」であるとし、日本はサッカーに親しむ少年が数多く存在し、質の高い大会と質の高いコーチも揃っていると強調。そして、こうした点こそ現在の中国サッカーに不足している要素だと伝えた。

 一方で記事は、中国サッカーにとって最も重要なのは「一貫性」だとし、中国はこれまでブラジルやスペイン、ドイツといったサッカー強豪国を「学習の対象」としてきたとしながらも、その学習は「体系的でなく、忍耐強くもなかったため、いずれも失敗に終わり、中国サッカーを逆に泥沼に突き落とす結果となった」と主張した。逆に日本がサッカーで急激な成長を遂げたのは「計画に一貫性があった」ためであり、中国が日本に特に学ぶべきは「この一貫性」ではないかと主張した。

 超学歴社会である中国では、サッカーをしている暇がないくらい忙しく勉強する子どもたちが多く、青少年サッカーの育成システムはほとんど確立されていない状況だ。また、たとえプロになったとしても、サッカーはあくまでも「生活するための仕事」としか捉えておらず、向上心に乏しく、サッカーに対する愛情に欠ける選手が多いと指摘されている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)