中国メディア・東方網は23日、第2次世界大戦期にドイツ人や日本人の間で「ちょびヒゲ」がよく見られた理由について紹介する記事を掲載した。

 記事は、手入れが簡便であることから欧米で徐々に普及し始めたちょびヒゲのスタイルは、20世紀初期に喜劇王チャップリンがトレードマークとして用いるようになって急速に流行、特にドイツではそれまでのウィルヘルム2世に代表される「カイゼルヒゲ」に代わって流行ファッションとなっていったと伝えている。

 そして、文明開化をスローガンとした明治以降欧米からさまざまな制度や文化を吸収していた日本人も、ドイツで流行したこのスタイルを真似するようになり、ちょびヒゲを生やした日本の男性が増えていったとした。

 また、ちょびヒゲにはファッション的な側面だけでなく、中国語で「衛生胡」(胡はヒゲの意味)と呼ばれるように、衛生面でも大きなメリットがあったと説明。長く蓄えたヒゲは頻繁に手入れをしないと細菌が繁殖し、皮膚病を引き起こすリスクが高まるため、特に軍隊においてちょびヒゲは戦闘力を保つうえで少なからぬ役割を果たしたと解説している。

 記事は、現在の感覚からするとちょびヒゲは「決して美しいものとは言えず、非常におかしさを感じる」とする一方で、当時の日本やドイツでは「カッコいい男子のビジュアル」と考えられていたようだと伝えた。

 「抗日神ドラマ」を見ると、日本軍の小太りな中年将校には必ずと言っていいほどちょびヒゲが生えている。中国の人びとにとっては、ちょびヒゲは「日本鬼子」のシンボル的存在なのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)