中国メディア・東方網は23日、「日本や韓国のメディアが中国サッカーを激しく皮肉っているが、まったく反論できない」とする記事を掲載した。

 記事は、中国が経済成長を遂げるとともにスポーツ強国としても発展しており、多くの競技で輝かしい成績を収めているとする一方で、「中国のスポーツファンが心を痛め続けている競技もある。それは男子サッカーだ」と紹介。サッカー中国代表は比較的早い時期に創設されたにもかかわらず、2002年の日韓ワールドカップに出場して以降は全く同大会に縁がないと伝えた。

 そして、かねてより溜まり続けていた中国サポーターのフラストレーションが、14日のカタールW杯アジア2次予選のシリア戦に1-2で敗れたことで「まるで火山のごとく爆発」したとし、ネット上では中国代表に対する激しい罵声が浴びせかけられ、中国代表の解散を求める声まで出たとした。

 また、中国のサポーターやメディアだけにとどまらず、国外のメディアからも嘲笑めいた報道が出ていると紹介。韓国のサッカーメディアは「中国のサッカーは往々にして笑い話に用いられるが、中国にとっては間違いなく苦痛である。巨額な資金を投じているのに、得られるリターンは実に微々たるものなのだ」と報じ、日本のメディアも「中国のクラブに行こうとする日本人選手は少ない。なぜなら中国スーパーリーグはお金が最大の魅力だからだ。自分の技術を磨きたい日本の選手は中国を選ばないのだ」と評したと伝えている。

 記事は、日韓両国メディアの皮肉めいた報道には多くの中国サポーターが不快感を覚えるだろうとする一方、「しかし考えてみると、彼らの言うことはみんな事実ではないのか」と指摘。中国のサッカーが劣っているのはフル代表選手の実力だけでなく、ユース世代選手の成績も惨憺たるものであり、この状況が続けば「死のスパイラル」から抜けだせなくなってしまうと警鐘を鳴らした。(編集担当:今関忠馬)